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20228/17

Final AimとICカード型ハードウェアウォレットを活用した実証実験(ソニーデザインコンサルティング)

2022年8月17日11:28

ソニーデザインコンサルティングは、米国・Final Aimと、Web3領域におけるハードウェアウォレットを活用した実証実験を開始した。

ソニーコンピュータサイエンス研究所では、ソニーで長年培った非接触型のICカード技術「FeliCa(フェリカ)」の知見をもとに、決済用途にとどまらず、個人情報管理などの幅広い用途に利用するべく、ICカードハードウェア関連技術と相互認証・暗号通信技術を含む「ハードウェアウォレット技術」を開発している。同ハードウェアウォレットでは、ICカードのセキュアエレメント内部で安全な署名処理が可能となっているそうだ。

一方、Final Aimは、Web3テクノロジーを金融やITリテラシーが高い人々に加え、国籍、人種、性別、年齢などに関わらず幅広く活用されていくことをミッションに、2019年の創業以来、ブロックチェーン技術の研究開発を進めている。2021年には、デザインとデジタル製造業向けのWeb3プラットフォーム 「Final Chain」のベータ版をグローバルローンチし、3件の国際特許も出願している。

ソニーデザインコンサルティングとFinal Aimの両社は、2020年よりデザインに関する共同研究を進めている。そしてこのほど、両社の共同研究やパートナーシップをさらに深めるべく、Web3領域において、ICカード型ハードウェアウォレットとFinal Aim発行のトークンにおける実証実験を開始した。

同実証実験では、ICカード型ハードウェアウォレットによるトークンの活用方法および、デザイン領域におけるトークンおよびプロトコル開発における可能性について調査・分析を進めている。具体的には、Web3テクノロジーにおけるFinal Aim発行のトークンと、ハードウェアウォレット活用の可能性を検証するという。また、インダストリアルデザインおよびデジタル製造業におけるハードウェアウォレットを活用した、Web3テクノロジーによるプロトコル開発の可能性を模索していく。例えばメタバースなど、上記以外の領域におけるハードウェアウォレットを活用したブロックチェーン技術の可能性を模索するそうだ。

ソニーデザインコンサルティングは、ICカード型ハードウェアウォレットを提供し、デザイン領域からブロックチェーン技術の支援も含め、今後のブロックチェーンにおけるセキュアな環境での活用方法について、実証実験を進めていく。Final Aimは、同社のWeb3プラットフォーム「Final Chain」を活用したトークンの発行およびプラットフォームを実証実験に提供し、デザイン及びデジタル製造業領域へのプロトコル開発の検討を進める。

Web3プラットフォーム「Final Chain」のデモ画面(ソニーデザインコンサルティング)

この記事の著者

ペイメントナビ編集部

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