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新決済端末「S-Pitt Air」の強みは?XC TECHが日本進出、「SP-NET」POS端末への接続強化

2026年2月18日8:30

エム・ピー・ソリューションとカードサービスは、2026年2月9日に記者説明会を開催し。新たなクラウド集約型決済サービス「MPAC(エムパック)」、新決済端末「S-Pitt Air(エスピットエアー)」「S-Pitt Mobile(エスピットモバイル)」を発表した。XC TECHの日本進出、自動販売機への接続などで実績を重ねてきた「SP-NET」がPOS端末へ接続するなど、新たな取り組みも明かされた。

左から三菱UFJ銀行 法人デジタル戦略部ペイメント戦略室 室長 尾中壱行氏、エム・ピー・ソリューション 専務取締役 林和宏氏、カードサービス 代表取締役社長 齋藤賢志氏、XCTech CNO兼シニアバイスプレジデント アンソニー・ワン(Anthony Wang / 王)氏

記事のポイント!
①S-Pitt Airの特徴
②XC TECHの強み
③MDOCの2つの機能
④機能集約で加盟店負担軽減へ
⑤MDOCの2つの機能
⑥「SP-NET」がPOS端末へ
⑦分割ができなくても問題ない?
⑧今後の機能拡張は?

サインオンペーパーという所作
MPACと端末シリーズS-Pittを展開へ

カードサービスとエム・ピー・ソリューションがMPAC とS-Pitt  Airで目指した世界観として、クレジットカード決済では基本的に本人の利用である確認が必要だ。 従来はサイン、紙にカード会員の署名をもらうことがその確認手段の主流だったが、 IC カード対応クレジットカードの場合、 PIN 暗証番号の入力による確認が採用された。2025年3月末でPIN バイパスを基本禁止とし、業界ルールとしてサインによる本人確認の時代が終わりを告げた。ただ高級レストランなどの飲食店では、この PIN バイパスを利用して食事をしたテーブルに伝票を運び、サインをしてもらう形のテーブル決済が採用されていた。

両社では、このスタイルで行われるテーブル決済のことを「サインオンペーパー(Sign on Paper)」と呼んでいる。サインオンペーパーという決済の所作は、レストランなどで接客現場の試行錯誤の中で生まれたものだという。 決済する人は、同席者との会話中にさりげなく手渡されるビルホルダーを受け取り、話を続けながらさりげなく中身を確認してクレジットカードを挟んで店員に手渡す。 店員はそれをカウンターに持ち帰り、伝票をすくい、再度テーブルへ持っていく。利用者は会話を続けながら伝票にサインして支払いが終わる。 非常にエレガントで洗練された所作であったと両社は考えているそうだ。また、ビルホルダーを工夫することで、店舗独自のアイデンティティを醸し出したり、店舗の雰囲気に合わせた高級感を出したりすることができたという。このサインオンペーパーという所作が、クレジットカード業界の都合で PIN バイパスが禁止されたことにより継続できなくなったという。

実際に昨年の 4月以降、店舗の現場では変化が起きたという。 2025年 11月27日に エム・ピー・ソリューションがインターネットによるアンケート調査結果の結果を出したが、PINバイパスの廃止を機に端末を入れ替えた店舗の 60%では、導入した新しい端末が店舗の雰囲気に合っていないと回答した。結果、店舗が自分の店の雰囲気に合わないと感じている愚拙な決済端末がテーブルに運ばれてきており、顧客の会話を遮ったり、支払いのためだけにカウンターに足を運んでもらったりと、今のテーブル決済の状況は決して美しくないと私たちは考えているそうだ。 そこで、 DX の力を使ってエレガントなサインオンペーパーを再現し、再び美しいテーブル決済を取り戻したいと考えた。

 

具体的に、新しいクラウドサービス MPAC と新しい端末シリーズS-Pitt  Airをゼロから作ったという。クラウドサービス MPACと決済端末のS-Pitt  Airが連携して、ビルホルダーの上で展開されていた接客を再現することを目指した。

極限まで薄さにこだわる
美しさと操作性を一挙両得へ

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