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NFT技術を活用してチケットの不正転売などを防止(現代カード)

2024年4月3日22:24

現代カードはアーティストと協力し、「現代カードキュレーション92 チャン・ボムジュン:静かな雨が降る」コンサートでのNFT(Non-Fungible Token)チケット発券、および転売などの対策に成功したと発表した。同コンサートは、現代カードのパフォーマンススペース「アンダーステージ」で開催された。チケットはすべて、現代カードとLike Lionの合弁会社であるModern Lionが設立したNFTマーケットプレイス「KONKRIT」で販売された。

大規模コンサートでチケットのダフ屋行為に直面
NFTチケット購入後、譲渡や転売は不要に

同取り組みの経緯として、昨年6月、「現代カード・スーパーコンサート27 ブルーノ・マーズ」でチケットのダフ屋行為に直面した現代カードは、この問題を解決するための対策を考え始めた。また、韓国のシンガーソングライター、チャン・ボムジュン氏は、2年ぶりに小劇場でのコンサートを開催する予定だった。しかし、当初5万5,000ウォンだったコンサートチケットがダフ屋によって3倍以上の値段で売られているのを発見し、公演をキャンセルせざるを得なかった。同公演をキャンセルして以来、チャン氏はコンサートのチケットを抽選で販売し、身分証明書を確認した後、当日のみ販売していた。チャンが自分のコンサートをキャンセルするという試練を経験したと聞いて、現代カードと現代ライオンはコラボレーションを提案したそうだ。

NFTチケット発行、転売などの対策に成功(現代カード)

今回のチケット・スキャルピングの核となるのは、通常「マクロ」と呼ばれる反復作業を自動化するプログラムである。一部のバイヤーはマクロ・プログラムを走らせてチケットを買い占め、割高な値段で転売する。この悪循環がチケット価格を押し上げることになった。

現代ライオンのNFTチケットは、マクロを完全に阻止するブロックチェーン技術を採用しているという。チケットはID認証後にアプリを通じてのみ購入でき、一度NFTのチケットを購入すると、譲渡や転売はできないそうだ。モバイルアプリ中心のUX(ユーザーインターフェース)は、既存のウェブサイトをベースにマクロによる悪用を防ぐために特別に作られた。アプリ登録時、ユーザーはCI(ID認証)を受ける必要があり、これにより複数アカウントの開設による不正利用を防ぐことができるという。さらに、ブロックチェーンのデータを利用して、買い占めなどの不正利用パターンを監視し、先手を打った。

NFTはスキャルピング対策だけでなく、他の種類の取引をブロックするためにも適用される。近年、スキャルピングは単純なチケット転売から発展し、スキャルパーがID確認手続きを迂回するためにチケット購入に使用したアカウントを引き渡すようになっている。しかし、NFTのチケットの場合、誰かがアカウントを受け取った別の端末からログインしようとすると、ID認証が必要だ。つまり、チケットの購入から保管、利用までがアプリ内でワンストップにより完結するため、チケットの外部流出や転売を防ぐことができる。

「ダヴィンチ・モーテル」でNFTチケットを大規模販売
日本企業に「H-ALIS」を提供

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