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茅野市で「地域Pay」による顔認証決済サービス実証実験(TOPPANデジタル)

2024年4月1日19:12

TOPPANデジタルは、茅野商工会議所(長野県茅野市)と協力し、「地域Pay」における顔認証決済サービスの実証実験を2024年4月1日から4月30日までの1カ月間実施する。

実証の概要図(TOPPANデジタル)

TOPPANデジタルは、自治体などが発行する地域通貨やプレミアム商品券を運用するプラットフォーム「地域Pay」を提供している。今回の実証では、茅野商工会議所が検討する地域通貨事業の一環として、「地域Pay」に顔認証決済サービスを新たに追加。ユーザーは茅野市の実証店舗での買い物時に、アプリやカードが不要でレジでの顔認証のみで決済が可能だ。ユーザーの行動変容や加盟店の運用検証などを行い、地域通貨事業における顔認証決済の有用性を検証する。

茅野商工会議所は、将来の地域通貨事業の可能性を探るため、さまざまな住民や加盟店に向けたサービスと運用負荷や費用負担が少ない自走可能なシステム導入について検討を重ねている。特に、より多くの地域住民の利用を目指すために、スマホ以外の決済手段も踏まえた地域通貨の導入を検討しているという。

これらの背景から、TOPPANデジタルは2019年より提供している「地域Pay」において、アプリやカードと共にユーザーが利用できる新たな決済手法として顔認証決済サービスを追加し、茅野商工会議所と共同で実証実験を開始したそうだ。

参加者は、事前に選定された茅野商工会議所の関係者など約100名。また、実施場所は、アニバーサリーチロル、やよい生花店、フジモリ薬局、ピザ&パスタ SPADA、いちきゅう蓼科 モン蓼科店の5店舗。

実験では、5,000円の残高が入ったカードIDをTOPPANデジタルで発行。事前に選定された参加者に対して、顔登録説明会を複数回開催し、登録方法の説明や登録代行を実施。自身のスマホで操作可能な参加者はWEBアプリにて、非スマホ保持者は会場内のスタッフが参加者の顔撮影とカードIDの登録をWEBアプリ上で代行して行うそうだ。 実施店舗にて、タブレットに事前にインストールした顔認証決済アプリを利用し、参加者の顔認証決済を行う。これにより、①現金やコード決済と比較した際の決済時間の短縮効果、②決済成功率の計測、失敗時の要因の集計(眼鏡・マスク等)、③他決済手段と併用した際の店頭オペレーションの検証、④顔認証システムのユーザビリティ検証、といった点を確認する。

TOPPANデジタルは、2025年度より顔認証サービスを実装した「地域Pay」の本格提供を開始し、全国の企業・自治体に拡販していくそうだ。

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