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インタセクトがウォークスルー店舗を関空近くにオープン、アプリレスで多言語対応

2024年3月15日7:30

インタセクト・コミュニケーションズ(以下、インタセクト)は、Cloudpick Japan(以下、クラウドピック)と共同で、大阪・関西エリア初となるレジを通らないウォークスルー型無人店舗を2024年3月7日から、関西国際空港近くのホテル「住― HOTEL 関空店」にオープンした。

24時間稼働のウォークスルー店舗をオープン

宿泊業の人手不足の解消やサービス向上へ
最大75%の人件費削減が可能に

ウォークスルー型の店舗は、南海本線の羽倉崎駅から徒歩9分の場所にあり、関西国際空港まで9キロの場所となる。店舗は24時間オープンしており、店舗面積は45㎡。ミニストップが商品を供給しており、食品や飲料を中心とした商品構成となる。商品は1日1回などの頻度で補充、売上データを活用し、将来的にはデータをもとに商品を補充することも可能だという。

今回、クラウドピックと連携して無人店舗をオープンした背景として、宿泊業の人手不足の解消やサービス向上が挙げられる。2023年に大阪府を訪れたインバウンド客の消費総額は過去最高を記録し、2025年に開催される大阪・関西万博に向けて、インバウンド客1,500万人達成を目指すロードマップが示されている。一方で、宿泊業界や飲食業界は人手不足という課題を抱えている。その課題解決にウォークスルー型無人店舗がつながると考えたそうだ。同店舗では、最大75%の人件費削減が可能だとしている。

食品・飲料を中心とした商品構成。温度帯は常温・冷蔵・冷凍が可能
店内のカメラで利用者を追跡

クラウドピックの技術を利用
英語、中国語、韓国語、タイ語、ベトナム語に対応

同店舗では、無人決済店舗の技術を提供するクラウドピックのAI技術が使われている。クラウドピックは、日本、アメリカ、ドイツ、シンガポール、韓国、中国など世界19か国でウォークスルー型無人デジタル店舗を900軒以上展開している。日本ではNTTデータと協力し、ダイエーのウォークスルー店舗 「CATCH&GO(キャッチ・アンド・ゴー)」やNTTデータ豊洲オフィスの売店に技術を提供していることでも知られている。例えば、豊洲では99.9%以上の認識精度を実現させているという。

インタセクトがオープンした店舗には、カメラ20数台、重量センサー約350個を設置。利用者が手に取った商品や利用者の行動を自動で判別する。棚から手に取った商品は、ポケットやかばんなどに入れても認識可能だ。

電子棚札も採用。手に取った商品を元の位置に正しく戻すように注意書きも

ダイエーやNTTデータのウォークスルー店舗ではスマホアプリを利用しているが、今回の店舗では、アプリのダウンロードが不要で、多言語対応しているのが特徴だ。

インタセクト・コミュニケーションズ 代表取締役社長 譚 玉峰氏

利用者は店舗の入り口にあるQRコードを読み取り、画面の指示にしたがって、支払い方法を登録する。登録サイトでは、英語、中国語、韓国語、タイ語、ベトナム語などに対応。また、登録可能な決済手段は、クレジットカード、PayPayに加え、中国人向けのWeChatPay、Alipayなど多様な支払いに対応している。

決済手段登録から入店、退店までの流れ

店舗構築にかかった費用や
決済処理の提供会社は?

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