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20233/6

不正検知システム「O-PLUX」で違和感のあるフリガナを審査で検知(かっこ)

2023年3月6日21:30

かっこは、不正注文検知サービス「O-PLUX(オープラックス)」のバージョンアップを行い、購入者として入力された氏名のフリガナが不自然だった場合、これを審査で検知できる機能の向上を実現したと発表した。

不正注文検知サービス「O-PLUX」(かっこ)

昨今、海外から行われる不正注文は、IPアドレスやデバイス情報を偽装するなど、日々巧妙化しています。しかし、日本語は、ひとつの漢字で様々な「読み方」をするため、海外の不正ユーザーにとって、氏名のフリガナを正しく入力する事は、難易度が高い点に、かっこは着目した。

今回の注文情報における氏名と、フリガナの不一致を審査する機能の拡充により、配送先情報を持たないようなデジタルコンテンツ、旅行、チケット等の不正やクレジットカードの有効性をチェックするクレジットマスター対策などで、審査精度が向上するそうだ。

クレジットカード不正について、以前はIPアドレスやデバイス情報で海外からの注文かどうかを判断していたという。昨今では海外であることを隠すためこれらの情報が偽造され、国内からの注文と区別がつきにくくなっている傾向がある。情報を偽造する際、日本語の氏名はさまざまなフリガナのパターンがあるため、日本人以外だと読めないことも多く、漢字とフリガナの不一致が発生している。

また、初回限定商品を狙い、同一人物が複数回注文する不正手口でも同様のケースが発生しており、今回の機能強化による審査精度の向上が期待できるそうだ。

「O-PLUX」は、複数の機能を掛け合わせる事で複合的に不正かどうかをリアルタイムに判断しているという。なかでも、かっこが特許を有している名寄せ機能は、これまでも氏名の「高橋」を「髙橋(はしごだか)」、住所の「1丁目1番地1」を「1‐1‐1」にするなど、表記を変えることでシステムでは同一視しにくい日本語の特徴を悪用した不正に効果を発揮してきたそうだ。今回は、この名寄せ機能にフリガナを使った審査を実装し、国産の不正対策サービスとして、海外製品に無い性能の強化を実現したという。

この記事の著者

ペイメントナビ編集部

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