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20255/8
キャッシュレス大阪・関西万博EXPO2025の見聞記 (1)キャッシュレス化に影響を与えた大規模国際イベントの五輪と万博
2025年5月9日8:00
和田 文明
プロフィール
キャッシュレス、電子マネー関連のジャーナリスト/ライター、主に欧米、アジアのセキュリティを含むキャッシュレス情報、カスタマーロイヤルティプログラム情報を取材
はじめに
当初は全く関心も興味もなかった大阪・関西万博であったが、会場内での一切の紙幣や硬貨などのキャッシュの遣り取りをしない国際博覧会史上初の“キャッシュレス万博”であると知ると、俄然興味が湧いてきた。筆者は高校1年生の時に九州・福岡の地から友人と一緒に1970年に開催された大阪万博EXPO1970を夏休みを利用して見学しに行った。目玉のアメリカ館の月の石は長蛇の列で見ることは適わなかった。高校生であるので、クレジットカードは持てず、100%現金決済の旅でもあった。当時、私の両親もクレジットカードのみならずATMカードすら未だ持っていなかった時代である。
人生2度目の国際万博は、2010年に中国で初めて開催された上海万博EXPO2010で、当時中国銀聯のデビットカード決済が急速に普及・拡大しており、大都市で中国の商都でもある上海では中国銀聯のみならず、VisaやMastercardでの決済も可能で、大半の支払いを日本のクレジットカードで決済した記憶がある。
3度目の万博が2025年4月13日(日)に開幕した今回の大阪・関西万博EXPO2025 で、万博の会場内はゆうにおよばず、関西の観光地(有馬温泉や姫路城、大阪・梅田)を含む全旅行程でキャッシュレスに挑戦することにした。今回は4月の20日から22日に訪れた“キャッシュレス大阪・関西万博2025”について11編に分けて詳しくレポートしてみたい。
Index
(1)はじめに
(2)キャッシュレス化に影響を与えた大規模国際イベントの五輪と万博
(3)台湾と大阪万博
(4)2010年の上海万博とキャッシュレス
(5)キャッシュレス大阪・関西万博
(6)“ミャクぺ!”
(7)“ミャクポ!”とEXPO2025デジタルウォレットパーク
(8)万博の各種自販機
(9)万博IDと万博デジタル入場券
(10)マルチ電子マネーチャージ機とPOSカード決済端末機
(11)万博の顔認証システム
(12)KANSAI MaaS(Mobility as a Servic)
<参考文献・資料>
・「大阪・関西万博ぴあ」ぴあ
・「万博をとことん楽しむ本」TJMOOK
・「万博ID登録マニュアル」2025年日本国際博覧会協会
・「大阪・関西万博2025 来場者目線の完全攻略ガイド」ペーパーパック
・「ルポ大阪・関西万博の深層」朝日新書
・「2025年日本国際博覧会協会(大阪・関西万博)について」2025年日本国際博覧会協会
・「万博におけるMaaSとの連携」(公益社団法人2025日本国際博覧協会)
・「万博ID登録マニュアル」2025年日本国際博覧会協会
・EXPO2025のHP
・iPassのHP
・PayPayのHP
・KANSAI MaaSのHP
・Vポイント、VマネーのHP
・SMBCグループのHP
・NECのHP
・EVERINGのHP
・東亜電子工業のHP
・京南精機のHP
キャッシュレス化に影響を与えた大規模国際イベントの五輪と万博
4月13日(日)より開催されている大阪・関西万博2025では、万博史上初めて全面的なキャッシュレス決済が導入され、万博会場内では紙幣や硬貨などの現金(キャッシュ)が使用できず、会場内のレストランやショップではクレジットカードやIC電子マネー、スマートフォンを用いたQRコード決済などが利用されている。万博の参観を通じて、キャッシュレス決済の利便性が広く認知され、普及が進むことが期待されるところである。キャッシュレスによる最大効果の実現は、全面キャッシュレスが実現してこそ達成されるものと思料するしだいである。
連載の1回目は、“キャッシュレス大阪・関西万博2025”の概要とキャッシュレス化に影響を与えたこれまでの五輪や万博などの大規模国際イベントについて紹介してみたい。また、日本で野球場やサッカースタジアムで全面キャッシュレス化がすでに行われている札幌のエフコンフィールドや長崎のスタジアムシティなどについても触れておきたい。
“キャッシュレス大阪・関西万博2025”の概要
今回の大阪・関西万博2025は、国際博覧会として初の試みとなる「全面的キャッシュレス化」を導入し、およそ40%近くまで浸透した日本のキャッシュレス化を今後さらに加速させるための重要なプロジェクトであり、国内外から注目されている。
今回の万博のキャッシュレス化の目的は、会場内でのスムーズなPX (Payment Experience、決済体験)を提供し、パビリオンなどの待ち時間の短縮や混雑緩和を図り、現金に触れる機会を無くして感染症対策に貢献すると共に、現金管理のコスト削減や現金のやり取りや保管に関わるセキュリティ対策を図り、キャッシュレス化を通じて国内外に日本のテクノロジー力をアピールし、キャッシュレス社会の実現を後押しすることであるといわれている。1部のキャッシュレス化では、コスト面からしてその効果は十分ではなく、キャッシュレス効果は、全面的なキャッシュレスを実現した時に最大限の効果を達成することができる。
今回のキャッシュレス万博の主な取り組みとしては、
・会場内の全てのショップやレストランなどで、クレジットカード、IC電子マネー、QRコード決済などのキャッシュレス決済のみ利用が可能である“会場内の完全キャッシュレス”の提供
・万博公式の電子財布(モバイル財布) である“EXPO2025デジタルウォレット”の提供
・“EXPO2025デジタルウォレット(電子財布)”に基づいて、万博公式キャラクター“ミャクミャク”をモチーフにした電子マネー“ミャクペ!”を導入
・会場内に約2,000台のPOSカード決済端末機を配置し、国内外の主要なクレジットカードやIC電子マネー、QRコード決済に対応し、約70種類の決済ブランドが利用可能
・現金しか決済手段を持たない来場者向けに、会場内にプリペイドカード自販機8台の設置、現金によるチャージが可能な端末機約60台を設置
・キャッシュレス決済に不慣れな来場者向けに、利用方法の案内やトラブル対応を行うサポートデスクやヘルプデスクの設置
万博のような大規模イベントでのキャッシュレス化の取り組みは、システムの安定性やセキュリティ対策など、多くのテクノロジー的な課題を伴い、こうした課題への対策が今後の日本におけるキャッシュレス化において貴重なエキスペリエンスとなろう。また、キャッシュレス決済の膨大な利用データを分析することで、来場者の行動パターンや消費動向を把握し、万博の期間中を含め、イベント運営や今後の都市開発に役立てることができよう。こうしたキャッシュレス大阪・関西万博の各種取り組みは、国際的なキャッシュレス決済の標準化を推進する上で重要な役割を果たすことが大いに期待されている。全ての来場者がキャッシュレス決済をスムーズに利用できるよう、デジタルデバイド対策や高齢者や障害者、子供へのサポート体制を構築することが重要となり、キャッシュレス大阪・関西万博は、単なる決済手段の紙幣レスや硬貨レスといった単純なキャッシュレス化にとどまらず、未来社会のあり方を考える重要な試みであるといえよう。
キャッシュレス化に影響を与えた大規模国際イベント
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