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20268/14

(4)デジタル通貨のハイブリットモデル ステーブルコイン(Stablecoin)とCBDC(Central Bank Digital Currency) 第2部

2026年8月14日8:30

和田 文明

プロフィール

キャッシュレス、電子マネー関連のジャーナリスト/ライター、主に欧米、アジアのセキュリティを含むキャッシュレス情報、カスタマーロイヤルティプログラム情報を取材

ステーブルコイン(Stablecoin)とCBDCCentral Bank Digital Currency、中央銀行デジタル通貨)(第2部)の4回目は、デジタル通貨のハイブリットモデルについてレポートしてみたい。

ステーブルコイン(Stablecoin)とCBDCCentral Bank Digital Currency 第1

Index(目次)

(1)ステーブルコインとCBDCのキーワード
(2)ステーブルコインとCBDCについて
(3)デジタル通貨の分類について
(4)世界の主なステーブルコイン、CBDC、トークン化預金
(5)欧米のステーブルコインの法規制について

 ステーブルコイン(Stablecoin)とCBDCCentral Bank Digital Currency 第2

Index(目次)

(1)PayPalのステーブルコイン“PYUSD”
(2)PayPal のデジタル通貨決済ソリューション“Pay with Crypto”
(3)PSPと暗号通貨決済
(4)デジタル通貨のハイブリットモデル
(5)未来の財布

デジタル通貨の“併存” (ハイブリッド)モデル

デジタル通貨の“併存”(ハイブリッド)モデルとは、単に複数の通貨がバラバラに存在する状態ではなく、中央銀行のデジタルマネー(CBDC)と民間のデジタルマネー(トークン化預金・ステーブルコイン)が、共通のデジタル基盤上で相互に連携する構造を指す。特に国際決済銀行(BIS)が提唱している統合台帳(Unified Ledger)構想や、Project Agoráなどの主要国のプロジェクトにより、その具体的なアーキテクチャが明確になっている。

“併存”(ハイブリッド)モデルの3層構造

現代のデジタル通貨の“併存”(ハイブリッド)モデルは、主に以下の3つのレイヤー(層)によって構成されている。

清算・決済レイヤー

(Wholesale CBDC)

・中央銀行が発行するホールセールCBDC

・銀行間の最終決済(ファイナリティ)を担保する信頼のアンカー

発行・流通レイヤー

(トークン化預金 / ステーブルコイン)

・民間の銀行や事業者が発行するデジタル通貨

・顧客(企業・個人)が日常的に使用するインターフェース

プログラマビリティレイヤー

(スマートコントラクト)

・例:貨物が到着したら支払うといった支払条件を自動実行する仕組み

 3つの“併存”(ハイブリッド)運用モデル

現在、世界で試験・導入されている「統合台帳モデル (Unified Ledger / Project Agorá)」「相互接続モデル (Interoperability / Project Guardian)」「e-CNY(デジタル人民元)型・二層構造モデル」といった3つの“併存”(ハイブリッド)運用モデルを(表)で比較する。

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