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20263/13

NECが「ツタロックフェス」の顔登録で手ぶら決済やVポイントが貯まる企画実施、サービス横断の取り組みも着手へ

2026年3月13日9:17

NECは、2026年3月9日、米国国立標準技術研究所(NIST)が実施した直近の顔認証技術のベンチマークテスト(Face Recognition Technology Evaluation (FRTE) 1:N Identification)で世界第1位を獲得したと発表した。同社では、同日に記者向けのメディアブリーフィングを開催し、顔認証の直近の取り組みについて紹介した。大阪・関西万博に続き、「ツタロックフェス2026」(3月20日~22日まで開催)で、カルチュア・エンタテインメントグループ、CCCMKホールディングス、三井住友カードの協力を得て、顔認証決済やVポイントが貯まるコラボ企画を実施する。また、「NEC顔リンクサービス」によって、一度の顔登録で業態を越えたサービスを生活者へ展開することを目指している。

「リテールテックJAPAN2026」では、大阪・関西万博でも使われたstera terminalによる顔認証決済のデモを実施。「ツタロックフェス」でも同端末が使用され、決済とともにVポイントが貯まる取り組みを行う

4万人来場想定の大規模イベント
限定企画でフェスの楽しみを広げる

NECでは、幕張メッセで2026年3月20日~22日まで開催されるイベント「ツタロックフェス2026」の会場で、顔認証技術を使ったコラボ企画を実施する。ツタロックフェスは3日間で約4万人の来場者が見込まれており、大阪万博に次ぐ規模での顔認証決済の事例となるそうだ。

2024年のライブ・エンタテインメント市場規模は、対前年比+10.9%増の7,605億円となり、過去最高を更新した。一方で、労働力人口の減少によりスタッフ不足・人件費高騰、会場での長い待ち行列やチケット転売/不正の問題、悪質なファンによる危害を受けるリスクなどがある。NECでは、大型音楽フェスに顔認証技術を取り入れることでフェスの楽しみをさらに広げていくことを目指す。

同フェスは、流行やトレンドに敏感な若者が多く集まるという。イベントを楽しむ気持ちを最大化させるため、同フェスではさまざまな施策を行う。具体的に、WEBで利用者の顔と決済/Vポイントを連携するとツタロックを手ぶらでより楽しめるそうだ。

会場には、stera terminalを75台導入。物販からキッチンカーなどでの飲食まですべての店を顔で決済可能だ。また、顔決済を体験したら、Face抽選に参加でき、​アーティストサイン入りTシャツなど、レアグッズが当たる可能性がある。さらに、「Vポイントアプリ」と連携すると、会場内で買い物をするたびに自動でVポイントを付与する(200円で1ポイント)。加えて、顔認証の「Premium Upgrade Ticket」を購入すると、特別なエリア【Premium Upgrade Area】に入場可能だという。

NECでは、同イベントにおいて、生活者/利用者自らが利便性を感じ、オプトイン(登録・課金)する世界観を実装・検証する。今後は、顔登録・認証技術を活用してフェスなどのイベントの楽しみを、さらに拡張していくという。

SHIBUYA TSUTAYAで事前の登録促進
決済 / Vポイント連携で抽選に参加

NECでは、3月10日~19日までSHIBUYA TSUTAYAのポップアップスペースとコラボレーションし、来店して顔登録をしてもらうと、ツタロック限定ステッカーを先着 500 名にプレゼントする取り組みを実施。また、決済 / Vポイント連携まで完了すると、抽選にも参加できることもPRする。また、コンサート後にシェアラウンジのクーポンをプレゼントすることで、送客効果を検証するそうだ。

同社とCCCグループ、三井住友カードとの連携では、「Vポイント×SMBC レディスゴルフトーナメント」で顔認証技術を用いた来場者向けサービスを実施した実績はあるが、今回はより規模の大きい運用となる。実際の登録率は10~20%程を目指していきたいとした。

業態を越えたサービスを生活者へ展開
一度の登録でフリクションEX実現へ

NECは、「NEC顔リンクサービス」によって、生活者起点による一度の登録でさまざまなサービスがシームレスに利用できる顔パスの社会実現を目指している。2026年3月に開催された「リテールテックJAPAN2026」では、同サービスを紹介するとともに、今後目指す世界についてデモを実施した。

顔認証は、自己主権型のデータ管理・流通がベースにある。また、一度の顔登録してもらえれば、さまざまなサービスが、その一回の顔登録で利用できるカーパス社会の社会実装というのを目指している。顔認証によって、さまざまなサービスが人、場所をつなぐため、それによって新たな体験を提供していくそうだ。最終形として、最適な場所、タイミング状態に応じて、生活者の一人一人にパーソナライズされた価値を提供していく。

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