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20241/28

ペイパル新社長が2024年に展開する6つのイノベーションを発表、AI活用を強化

2024年1月29日5:20

PayPal(ペイパル)は、米国時間の2024年1月25日、President and CEOの Alex Chriss 氏が“First Look”と題して今後のプロダクトロードマップを紹介した。ペイパルとVenmo(ベンモ)では、2024年に展開する 6つの新しいイノベーションを発表した。AI(人工知能)を活用した取り組みを強化することで、コマースに変革をもたらすという。

PayPal Holdings, Inc President and CEO Alex Chriss氏(PayPal First Look keynoteより)

世界のeコマースの4分の1を処理
AIでコマースを最適化

ペイパルは4億の消費者のアカウントIDを持ち、3,500万の加盟店(マーチャント)を抱え、200カ国以上で使用されている。1年約250億回の取引を処理しており、eコマース6兆ドル市場の約4分の1を占めるそうだ。Chriss氏は「もっとも重要なのは利用者がペイパルを支払いのツールとして信用していることです」と話す。しかし世界は新たなテクノロジの段階に突入しており、AIの時代がやってきた。今までにないほど、買い物をする人がどのような動向で、どう購買しているのかを詳しく把握でき、パーソナライズされた買い物体験を提供可能だ。これはペイパルにとっても最適な変革の時であり、eコマースを最適化する時代がやってきたという。

2倍の速さでチェックアウトが可能に
1 タップでの決済で簡易な支払いを実現へ

Chriss氏は2024年にローンチするAI時代に適した支払いやコマースといった6つのイノベーションについて紹介した。

1つ目は、「PayPal Checkout Experience」だ。ビジネスオーナーは次のセールスの機会を考えているが消費者は忙しい。例えば、ネットで買い物をするときに、ネット接続の画面遷移が遅れると買い逃しにつながる。このチェックアウトのプロセスを迅速にすることが重要だ。ペイパルでは顔認証や指紋認証ですぐにログインできるようになっている。ペイパルに期待を抱いているセキュリティや信用を保ったままチェックアウトタイムを2倍に早めることが可能だ。

ゲストの人がチェックアウトするときの体験として、消費者がログインをせずにブラウザで閲覧するが、その際に配達先や個人の名前を入れるのは面倒だ。住所などを入れる段階になっても消費者の機会損失につながるのは加盟店と消費者のギャップだったが、それを改善していく。ペイパルでは、ログインせずに買い物をする人にために「Fastlane by PayPal」というプラットフォームを提供する。

Fastlane by PayPal(PayPal First Look keynoteより)

これにより、顧客は自分の情報を Fastlane に保存するだけで、ユーザーネームやパスワードの入力が必要なく、タップ1つで簡易に購入できる。個人情報やクレジットカード情報の入力も必要ない。ペイパルでは同取り組みのパイロットを実施したが、早い段階で驚くべき結果を導き出したという。同パイロットでは、7割のペイパルユーザーを識別でき、チェックアウトにかかる時間を4割削減した。今後は世界3,500万の加盟店にサービスを提供していくが、大規模なコマースサイトはすでに同プラットフォームを導入しているそうだ。

AIを使って消費者が次に解体承認を予測
アプリを再発明し、CashPassで魅力的なオファー提供へ

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