Pay-Ya NEWS.

キャッシュレスに関するニュースポータル

© Pay-Ya NEWS. All rights reserved.

20236/19

奥会津地域で観光周遊に向けたカーシェアリング導入実証事業(只見川電源流域振興協議会)

2023年6月19日18:20

柳津町、三島町、金山町、昭和村、只見町、南会津町、檜枝岐村で構成する広域振興協議会である只見川電源流域振興協議会と、NTTル・パルク、NTT東日本福島支店、ケー・シー・エス(KCS)の4者は、同協議会が進める地域経済の循環に資する取り組みとし、只見線の再開通により増加した観光客の移動手段の確保と奥会津地域の観光周遊性の向上を目的に、2023年7月1日~12月31日まで奥会津カーシェアリング導入実証事業を実施する。

カーシェア利用の流れ。会員登録にはスマートフォン、免許証、クレジットカードが必要(只見川電源流域振興協議会)

奥会津地域には関東地方と会津地域を結ぶ会津鉄道と、2022年に11年ぶりに全線運転再開をしたJR只見線という鉄道があり、特にJR只見線の沿線においては全線運転再開以降、観光客が訪れているという。同協議会では、鉄道を使って奥会津を訪れた観光客等が利用できる交通手段を確保し、駅からの観光周遊性を高めるための新たな取り組みとして、奥会津におけるカーシェアリングの実証事業を開始する。実証事業では、カーシェアリング車両を只見線沿線駅周辺に配置し、その稼働データ、アンケート調査などにより、二次交通として有効活用されるか等を確認し、二次交通体系の拡充につながるかを検証する。

実験で使用する車両台数は6台(コンパクトカー5台、ミニバンタイプ1台)。ステーションは会津柳津駅(駅前駐車場)、会津宮下駅(三島町観光交流舘からんころん隣)となり、会津川口駅(金山町役場駐車場)、只見駅(只見線広場)は順次追加予定だ。

6月20日より、ノッテッテDXアプリにて予約受付を開始する。観光客が奥会津エリアを周遊しやすい利用方法として、ラウンドトリップ方式を採用。また、車両の予約はアプリで実施できるため人を介す手間がなく、事前に予約を実施することで、鉄道を降車後すぐに車に乗っての移動が実現できるという。

各社の役割として、NTTル・パルクは同協議会と奥会津カーシェアリング導入実証事業に係る業務委託契約を締結。カーシェアリングシステムの運営と車両の提供等実証事業運営全般を実施する。NTT東日本は、同協議会、NTTル・パルクとの連携し、NTTグループの地域フロント企業として当該事業の支援(マーケティング・分析等)を行う。KCSは、同協議会と二次交通体系拡充事業に係る業務委託契約を締結。実証事業の効果検証と検討会議における二次交通体系の拡充を検討するそうだ。

The post 奥会津地域で観光周遊に向けたカーシェアリング導入実証事業(只見川電源流域振興協議会) first appeared on ペイメントナビ.

関連記事

ページ上部へ戻る