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福岡県・大川市、ボランティア等への取組をポイント化しプリカにチャージ(KAERU)

2023年4月5日12:50

KAERUは、福岡県・大川市と連携して「高齢者のボランティア活動参画による介護予防」を目的に、従来紙のスタンプカードで管理されていたボランティアポイントをデジタル化し、買い物アシスタント機能付きプリペイドカードサービス「KAERU(かえる)」へのチャージおよび実際の買い物に利用できる取り組みを、2023年4月より開始すると発表した。

令和2年度より地域医療介護総合確保基金の人材確保分のメニューとして位置づけられたもので、若年層、中年齢層、子育てを終えた層、高齢者層など各層の社会参画・就労的活動を推進するとともに介護現場でのさらなる活躍を支援するため、介護分野の各種研修やボランティア活動に対しポイントを付与して活動を奨励することにより、介護人材のすそ野を広げ、つながりある地域社会を構築するための取り組みだ。

大川市が取り組む「ボランティアポイント制度」(KAERU)

このほか、介護保険の地域支援事業を活用し、地域住民が参画する介護予防のための取り組みや、ボランティア活動に対して、市町村の裁量によりポイント付与を行う制度もある。令和元年度実施分で見ると、介護予防のための取組参加やボランティア等へのポイント付与を実施する市町村は、全市町村の 34.1%(593 市町村)を占めている。

ポイントを付与することで、地域住民が主体としてつくる通いの場づくりの担い手の確保と参加への推進など、ボランティア活動に対する意欲の向上を目的としている。高齢者自身も活動への参加を通じて楽しみや生きがいを感じ、心身の健康を保つことで介護予防にもつながるとした。

ボランティア制度に参加するためには市役所にて事前に登録申請を行うことが必要だ。ボランティアポイント対象の活動を行った参加者へのポイント付与は、紙のスタンプカードを使用している。年度末のタイミングで交換申請書とスタンプカードを市役所に提出することで、銀行振込により交換交付金の支給を受けることができる。ボランティア参加者はポイントをもらうためにポイントカードを持ち歩く必要があり、申請書を提出しなければならず、交換交付金の支給タイミングも限定的だったという。

また、市役所では、ボランティア参加者のポイント管理や、ポイント交換を銀行振り込みで行う際に発生する手数料を負担する必要があり、運用コストがかかることが課題だった。

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