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SLLで金融機関5行と総額835億円の資金調達を実施(オリコ)

2023年4月4日9:20

オリエントコーポレーション(オリコ)は、みずほ銀行、三菱 UFJ 銀行、三井住友信託銀行、日本政策投資銀行、あおぞら銀行の5行とそれぞれ「サステナビリティ・リンク・ローン(以下、SLL)」の融資契約を締結し、2023年3月31日付で総額 835 億円の資金調達を実施した。

SLL とは、借入人が事前に設定した将来的なサステナビリティ/ESG に関連する目的の達成状況に応じて、財務的・構造的な特徴が変化する可能性のあるローンの総称となる。

オリコは、長期目線で社会価値と企業価値の両立をめざす「サステナビリティ」を経営の軸として、10年後のめざす社会・めざす姿からのバックキャスティングによって、2023 年 3 月期を初年度とする中期経営計画を策定し、重要課題の実現に向け、サステナビリティの取り組みと目標(KPI)を設定している。

その重要課題の1つとして「持続可能な地域づくりへの貢献」を掲げており、海外事業では東南アジアにおいて国ごとに最適な金融商品やサービスを提供し、自動車市場の発展を目指している。

2022 年 10 月、オリコが事業展開している 3カ国(タイ、フィリピン、インドネシア)のオートローンの年間取扱高を KPI に選定し、取扱高の増加を SPTに設定したオリコ・サステナビリティ・リンク・ファイナンス・フレームワークに基づく資金調達を行っている。

今回は 2023年2月に発行したサステナビリティ・リンク・ボンドに続き、金融機関5行と SLL による資金調達を実施した。これにより、同フレームワークを通じたサステナブルファイナンスの資金調達額は累計955億円となった。

この記事の著者

ペイメントナビ編集部

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