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202211/9

堺市でNFCタグ搭載のバスから周辺地域の情報を発信(DNP)

2022年11月10日7:40

大日本印刷(DNP)は、大阪府堺市が11月11日~13日に実施する「自動運転などの最新技術を活用した実証実験(SMI<堺・モビリティ・イノベーション>都心ラインにかかる実証実験)」に参加すると発表した。

DNPは、同実験で走行する自動運転車両(バス)の発着場所の「さかい利晶の杜」にて、NFC(近距離無線通信)タグやデジタルサイネージを活用し、周辺地域の周遊に関する情報や公共交通の運行状況等を発信して、その効果を検証する。利用者へのタイムリーな情報発信と、新しい交通手段の利用を掛け合わせることで、居心地が良くて歩きたくなる「ウォーカブル」な地域周遊につながるスマートシティの実現を目指すという。

自動運転車両(バス)内のNFCタグにスマートフォンをかざして周辺の情報などを取得(DNP)

自動運転車両(バス)の乗降口に設置するNFCタグに、乗客が降車時に自分のスマートフォンをかざすと、降りた場所の周辺の店舗やイベント等の情報をスマートフォンで閲覧できる。降車場所に最適な情報をタイムリーに提供することで、周辺地域の観光などを促進させるそうだ。

今後は、「DNP NFCタグ認証プラットフォーム」を活用して、無人の自動運転車両でも運用可能なキャッシュレス決済環境の提供につなげていくという。

また、自動運転車両(バス)の発着場所となる「さかい利晶の杜」に、地図をベースに地域や施設等の魅力を発信する「DNP MAPベース地域振興情報発信プラットフォーム」を活用したデジタルサイネージを設置する。周辺地域の店舗やイベント情報のほか、自動運転車両(バス)の運行状況を地図上に表示することで、店舗・施設の利用や観光の促進、スムーズな交通手段の利用促進などにつなげていく。利用者がディスプレイに表示されたQRコードを読み取ると、自身のスマートフォンで情報を閲覧できるそうだ。

堺市は、先進技術を活用して利便性や快適性などを向上させる次世代都市交通(Advanced Rapid Transit:ART)の導入や、ARTの乗降場所での、滞留空間を活かした賑わい・交流機能の導入、次世代モビリティポートの設置など、SMI都心ラインの実現を目指している。今回は、大小路(おおしょうじ)筋における自動運転技術を活用した実験に加え、大小路交差点付近の待合休憩スペースの設置と賑わい・交流機能の導入や、「さかい利晶の杜」における次世代モビリティの活用実験も併せて実施して、最新技術等の活用に関する導入効果や課題の検証を行う。

この記事の著者

ペイメントナビ編集部

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