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202210/26

「くまモンのICカード」とLINEアカウント連携によるデータ活用の実証実験(LINE Fukuoka)

2022年10月26日19:53

LINE Fukuokaは、熊本県のバス事業者5社で組織する共同経営推進室との協働により、交通系ICカード「くまモンのICカード」とLINEのアカウントの連携によるデータ活用の実証実験を、2022年11月5日から実施すると発表した。

今回の実験でLINE Fukuokaは、共同経営推進室がイベントで発行する「1日乗り放題デジタル乗車券」の利用データを活用したイベント前後の効果測定や、連携データと熊本電車バスLINE公式アカウントを活用したデータマーケティングなどのマーケティングDXを推進し、「コミュニケーション」と「データ活用」領域でこれらの取り組み成功に向けた企画提案、サポートを行うという。

イベントによるバス・電車の利用者定着の効果測定(LINE Fukuoka)

今回の実証実験では、25万枚が発行されている「くまモンのICカード」とLINEのアカウントの連携によって、バスの乗降のような交通ビッグデータと一人一人の利用者を紐づけられるようにし、11月5日開催の「熊本県内バス・電車 子ども無料(大人100円)の日」のイベント前後のバス・電車の利用状況に変化があったかを測定するほか、連携したデータを活用した利用者向けのデータマーケティングを実施する。

利用者が熊本電車バスLINE公式アカウントから「くまモンのICカード」IDを入力し、「1日乗り放題デジタル乗車券」を購入すると、「くまモンのICカード」とLINEのアカウントの連携が完了。「くまモンのICカード」による乗降データとLINEのアカウントによるデータが連携していることで、イベントの利用前後でその利用者のバス・電車の乗降に変化があったかなどがわかるようになり、イベントがバス・電車利用者の定着に結びついているか正確な効果測定を可能にするとしている。

また、「くまモンのICカード」IDが保有する移動データと、熊本電車バスLINE公式アカウントを友だち追加する際に利用者がLINEのアカウント上で入力する性別や居住都道府県などの属性情報から、そのアカウントの興味・関心、行動エリアなどを分析し、LINE公式アカウントでその人に適したお出かけ情報などを配信。情報配信後の乗車の有無についても分析し、配信のターゲットや配信内容を最適化するマーケティングDXを推進する。年内にも最初の施策を実施予定だという。

この記事の著者

ペイメントナビ編集部

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