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20229/28

Android携帯が決済端末になる「Tapion」向けに自社決済センター構築(フライトシステムコンサルティング)

2022年9月28日18:22

フライトシステムコンサルティングは、2021年に発表した市販のAndroid携帯を使ってカードのタッチ決済を実現する「Tapion(タピオン)」のサービスインに向け、同社で新たに決済センターを構築し、またNTTデータの拡張性の高い決済伝送サービス「CAFIS GlobalGEAR」に接続して運用を開始すると発表した。なお、2022年10月よりパイロット運用として何軒かの加盟店の協力を得て、Tapionを実際に店舗で活用してもらう予定だ。

Tapion向け自社決済センターシステム構成図(フライトシステムコンサルティング)

現在、日本国内では、2022年6月末現在、約7,970万枚のタッチ決済対応のVisaカードがすでに発行されており、Mastercard、アメリカン・エキスプレス、JCBを加えると日本の成人人口の70〜80%がタッチ決済に対応したカードを1枚は持っていると推測されるそうだ。さらにコロナ禍において今後タッチ決済での支払いが一般化してくると考えられている。

またこのタッチ決済を市販のAndroid端末で実現する技術「Tap to Phone」は世界15市場以上ですでに開始されており、世界中に普及している20億台のAndroidデバイスを決済端末に転用できるソリューションとして大きな注目を集めている。

同社では2010年から電子決済ソリューションを展開しており、主に決済装置と決済アプリケーションの開発・製造・販売を行ってきた。一方で、各カード会社や国際ブランドと接続するための決済センターについては、パートナー企業へ外部委託してサービスを提供している。

このほど同社では、Tapionで実装される技術「Tap to Phone」において、毎決済ごとのセキュリティ監査など、新たなセキュリティ要件への対応が必要となり、従来の国内決済センターでは必要要件を満たすセンターが存在しないため、自社で専用決済センターを構築することになった。同社決済センターからは、NTTデータの「CAFIS GlobalGEAR」に接続して各カード会社との処理を行う。

今回構築した自社決済センターは、Tapionに向けた高度なセキュリティ要件を実装している一方で、今後のキャッシュレス社会を支える新しい決済ソリューションへ向けての応用も視野に入れ、汎用性・拡張性のあるセンターとして構築しているという。今後、決済センターも含めトータルで同社が運用する。

この記事の著者

ペイメントナビ編集部

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