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20222/7

顔認証サービス連携基盤「Machi Pass FACE」開発(三菱地所)

2022年2月7日21:51

三菱地所は、「三菱地所デジタルビジョン」を策定し、オフラインとオンラインが融合する新しい暮らしとまちづくりに取り組んでいるが、このほど建物や施設、サービスごとに異なる顔認証サービスをワンストップで利用できる顔認証サービス連携基盤「Machi Pass FACE」を開発した。DXYZの顔認証プラットフォーム「FreeiD」(フリード)の技術を活用しており、現在、「大手町パークビル」内の三菱地所本社で実証を進めるほか、2022年3 月より同社運営会員施設の入退室キーとして利用開始するなど、関連施設・サービスへの導入を進めている。

顔認証サービス「Machi Pass FACE」を導入した認証機。入館認証と検温を同時に実施(三菱地所)

三菱地所は、さまざまな施設の入退室やまちで展開される複数のオンラインサービスなどを1つのIDで利用できる共通認証 ID「Machi Pass」を展開しているが、Machi Pass FACE は、顔認証サービスを希望する利用者が顔画像をMachi Passに登録すれば、それらサービスを利用者の承諾(オプトイン)によって顔認証でも実施できるようにする。

顔認証サービスを利用する場合、顔認証エンジンが異なると利用者はそれぞれのサービスを利用する都度、顔画像を登録する手間が発生するほか、どの事業者が生体情報を保持しているのかがわかりづらいなどの状況が生じるが、Machi Pass FACEは複数の顔認証エンジンに対応するFreeiDの技術を活用することで、複数の顔認証ソリューションを1つのプラットフォームとして集約。建物や施設、サービスごとに異なる顔認証サービスをMachi Passと連携してワンストップで安心安全に提供する。

また、顔認証エンジン側は、利用者の許諾に基づき、Machi Pass FACE への登録情報の共有を受けることで利用者の登録手間が省略できるため、顔認証の利用促進が期待できる。なお、顔認証サービスの利用にあたってはサービスごとに利用者による利用許諾が必要だ。

今後、丸の内エリアをはじめ、「泉パークタウン」(仙台市泉区)においても、まちにあるさまざまな顔認証エンジンとの連携を検討するなど、Machi Pass FACEによる新たな生活体験を提供していきたいとしている。

この記事の著者

ペイメントナビ編集部

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