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20221/27

PCIDSS対応のファイル連携SaaS型「HULFT Multi Connect Service」提供(セゾン情報システムズ)

2022年1月27日18:10 

セゾン情報システムズは、INSネット ディジタル通信モード終了に伴う代替ソリューションとして、インターネット環境の「PCI DSS」対応が可能な金融業向けSaaS型「HULFT Multi Connect Service(ハルフト マルチコネクトサービス)」を2022年2月1日より提供開始すると発表した。同サービスは、これまでセゾン情報システムズが金融業向けのシステム開発で培ってきたノウハウを活かし提供する。主に金融業を対象とし、取引先が複数社に亘る場合でも既存システムは変更せずに導入可能だという。

サービスイメージ図(セゾン情報システムズ)

新サービスは、2024年1月のINSネット ディジタル通信モード終了に先駆け、これまでINSネットを利用してEDI(電子データ交換)を行っていた企業向けに、インターネットを経由したファイル連携サービスを提供する。

従来のインターネットを経由したEDIは、INSネットを利用した通信回線と比較すると高速なデータ転送が可能になるものの、インターネットを経由する上で最重要課題となるセキュリティ対策が不十分となっていたそうだ。今回提供開始する「HULFT Multi Connect Service」はPCIDSS準拠(認定)(インターネット回線上でカード情報を扱う為のPCIDSS要件対応)されており、1万社以上の企業で導入実績のあるHULFTを活用したTLSやAES暗号化されたファイル連携が可能だ。また、NTTデータが提供するConnecure接続へ標準対応している(INS廃止後の次世代金融機関向け付加価値通信網となるAnserDATAPORT)。

「HULFT Multi Connect Service」は、取引先と接続するための対外フロントシステムと同サービスを繋ぐことにより、システム全体に影響を与えずINSネットからの切り替えが可能だ。また、送信先(提携先)のシステムに専用のエージェントを導入することで、インターネット上の伝送経路をTLS暗号化することができるという。

なお、提供方法は同社より直接販売となり、価格については1サービス月額100万円からとなる。年内に金融業界以外の業種・業界への展開を計画しており、利用用途の拡大、機能拡張を実施する予定だ。また、同社が今後提供開始予定の次世代クラウド型データ連携プラットフォーム「HULFT Square」上での提供を予定している。

この記事の著者

ペイメントナビ編集部

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