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20221/5
COVID-19(新型コロナウイルス)のパンデミック禍とスマートパーキング(前編)
2022年1月6日8:00
海外の決済シーンに詳しい和田文明氏の連載。今回は、COVID-19(新型コロナウイルス)のパンデミック禍におけるスマートパーキングについて紹介してもらった。前後編に分けて紹介する。
和田文明
記事のポイント!
①非接触型決済の広がり
②パーキングメーターの決済方法
③感染予防の観点から、非接触型パーキング化が進む
④世界の非接触型パーキングは?
⑤MastercardによるEMVパーキングのメリット
COVID-19(新型コロナウイルス)のパンデミック禍は、世界中でE-コマースの拡大とキャッシュレスをもたらした。キャッシュレスは、硬貨や紙幣といった現金を媒介とした感染への懸念がもたらしたものだが、さらには、クレジットカードやデビットカードなどのキャッシュレスのための主要なツールであるペイメントカードの受け渡しさえも感染対策上危惧を抱くようになってきた。よって、キャッシュレスは、単に現金(紙幣や硬貨)を使わないだけではなく、非接触ICカードやモバイルフォンを用いたコンタクトレスペイメントなどの非接触型決済が注目され、とくにヨーロッパを中心に急速に拡大していった。
非接触型決済(コンタクトレスペイメント)には、(図表1)のように、EMVのコンタクトレスICカードのクレジットカードやデビットカードなどのペイメントカードを用いたコンタクトレスペイメントとモバイル財布とNFC(Near Field Communication)やQRコードのテクノロジーを用いたコンタクトレスペイメント、モバイルアプリ内決済などのコンタクトレスペイメント、非接触型決済に分けることができる。VisaのVisa Contactless(日本ではVisaのタッチ決済)やマスターカードのMastercard Contactlessのようなコンタクトレスペイメントは、PIN(暗証番号)入力を省略することができ、ヨーロッパでは、通常25ユーロ(約3,250円)未満であったが、PIN(暗証番号)入力を省略することができる上限額を50ユーロ(約6,500円)未満とする変更が行われている。
(図表1)接触型決済と非接触型決済
① 接触型決済(コンタクトペイメント)
② 非接触型決済(コンタクトレスペイメント)
・現金(硬貨・紙幣)
・磁気ストライプのクレジットカードやデビットカード
・EMVICのコンタクトICチップカードのクレジットカードやデビットカード
・デュアルインターフェースのEMV ICカードのクレジットカードやデビットカード
・モバイル財布とNFC決済
・モバイル財布とQRコード決済
・モバイルアプリ内決済
各種資料より作成
COVID-19(新型コロナウイルス)のパンデミック禍による衛生上の問題から、非接触型決済(コンタクトレスペイメント)は、ショップなどの店頭でのPOS決済のみならず、ジュースなどの飲料やスナック菓子など自販機、ガソリンスタンドの自動給油機、パーキングメーターなどのデバイスにおける決済においても、従来の①の接触型決済(コンタクトペイメント)から②の非接触型決済(コンタクトレスペイメント)へのシフトが大きく進んでいる。COVID-19(新型コロナウイルス)のパンデミック禍による世界的な封鎖と社会的距離を保つ規範のために、社会が正常に戻ったとしても、消費者は普段のショッピングにおいて依然として従来のような接触を避け、②の非接触型決済(コンタクトレスペイメント)を引き続き使い続けるものとみなされている。
今回は、コンタクトレスの観点から、IoT(Internet of Thing)ペイメントやコンタクトレスペイメントを用いた“スマートパーキング”(Smart Parking)のパーキングメーターにスポット当ててみたい。
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