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202112/29

北海道江差町エリアでの地域住民向けMaaSの実証実験(駅探)

2021年12月30日7:00

駅探は、サツドラホールディングス、未来シェア、公立大学法人公立はこだて未来大学、および公立大学法人札幌市立大学と共に、北海道地域でのMaaS事業展開の取り組みとして、北海道江差町エリアでの地域住民向けMaaSの実証実験を行うと発表した。

同実証実験は、北海道経済産業局が公募した「令和3年度 北海道におけるMaaS実装化に資する収益循環モデルの事業性調査・分析事業」に採択され実施する。MaaS実証を通じた事業性の調査・分析を行うことで、利便性を確保したMaaSサービス実装化の実現と収益循環モデルの確立、それを道内他地域への横展開を目指すことを本実証実験の目的としている。

北海道、特に地方都市は、公共交通の維持・確保が困難となっている。それに伴い、交通利便性が損なわれ、移動困難者が増え、自家用車の利用を余儀なくされているという。利用者の利便性を確保しつつ、限られた交通資源でも効率的かつ、継続的に運用できる移動サービスを設計し、新たな移動手段の確立を目指す。

また、移動サービスを単なる交通手段と考えるだけではなく「新たな価値の創出」の機会ととらえて、その過程で得た新たな収益を循環させるモデルを検討することで、同サービスの利便性のさらなる向上を目指す。

同実証実験では交通空白地帯の居住エリアとライフラインとしている経済エリア間をつなぐオンデマンド交通サービスを提供するとともに、サツドラホールディングスが提供する江差町独自の共通ポイントカード「江差EZOCA」のプラットフォームから取得したデータや町内EZOCA提携店舗を活用し、この収益循環モデルを持続可能なサービスとして確立することを目指す。

なお、運行期間は2022年2月1日~2月28日(運行日程調整中)となり、運行時間は9時~16時の予定だ。予約方法は、自動音声予約(電話)、Web(スマホ)、コールセンター(電話)となる。

デマンド交通配車サービスでは、タクシー(デマンド交通)と路線バス(乗合交通)の長所を掛け合わせた、AIによるリアルタイムな便乗配車計算を行う(駅探)

同事業においては移動に連動して派生する一連のアクティビティデータを江差EZOCA、MaaSアプリのデータや住民アンケートから取得することで、新たな事業収益の獲得の領域や規模感を把握し、そこから江差町および交通事業者に対して還元が行えるか、それらの可能性の調査や検証を行う(同実証実験期間中の運賃等の発生はない)。

なお、江差EZOCAは、EZOCA初の地域オリジナルEZOCAとして2021年5月17日から江差町でサービス開始。江差町内の商店などを中心に約40店舗がEZOCA提携店となりで利用、発行が可能だ。全道のEZOCA提携店でも利用でき、江差町EZOCAを使って全道のサツドラで買い物をすると、その金額の一部(0.2%)が江差町へ還元される、江差町を応援できるEZOCAとなる。2021年11月末現在で会員数5,000人を突破している。

この記事の著者

ペイメントナビ編集部

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