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202112/21

メルカリがパ・リーグとNFT参入、来年からオンチェーンでのサービス提供でファン拡大へ

2021年12月22日8:00

メルカリとパ・リーグ6球団およびパシフィックリーグマーケティングは、両社の連携により2021年12月16日より新たにNFT(Non-fungible token)事業に参入すると発表した。パ・リーグ6球団の名場面やメモリアルシーンをコレクションできる「パ・リーグ Exciting Moments β」を年内に提供開始予定だ。

左からパシフィックリーグマーケティング 代表取締役CEO 根岸友喜氏、メルカリ 執行役員NFT担当 兼 メルコイン 取締役 伏見慎剛氏

スポーツリーグの試合映像を利活用した酷な初のNFT事業
パ・リーグの試合映像をコレクション

メルカリは、フリマアプリ「メルカリ」、スマホ決済「メルペイ」などを展開している。メルカリは2021年9月に月間利用者数が2,000万人を超え、12月には累計の出品数が25億品を突破している。今年の10月には、Eコマースプラットフォーム「メルカリShops(メルカリショップス)」の本格提供を開始している。2021年4月には暗号資産やブロックチェーンを利用したサービスの企画や開発を行うメルコインを設立した。

パシフィックマーケティングは、パ・リーグ6球団が2007年に設立。ビジョンは「プロ野球界、スポーツ界の発展を通して、日本の社会全体を明るく元気にしていくこと。」、ミッションは「プロ野球の新しいファンを増やすこと。」となっている。リーグ公式動画配信サービス「パーソナル パ・リーグTV」やYoutubeチャンネルの運営、特にデジタル領域においてテクノロジーを活用して新しい価値を提供することに力を入れている。

今回のサービス開始の背景として、新型コロナウィルスの感染拡大などにより、無観客や観客上限を定めての試合開催が継続されている。これにより、球場を中心としたファンとの直接的なコミュニケーションの機会が失われ、ファンエンゲージメントの低下、ファン減少などが課題となっている。コロナ前は、1,200万以上の年間来場者がいたが、2020年から大幅に減少し、2021年に関しては330万人に減っている。パシフィックリーグマーケティング 代表取締役CEO 根岸友喜氏は「球場外でファンとのエンゲージメントを高められるか、あるいは、これを好機ととらえて、どうやって新しいファンを増やすかが課題となっています」と話す。一方で、来場されなくなったファンがネットで視聴することで、インターネットの視聴者数は前年比で2倍となり、コロナ前の3倍に増加している。また、アメリカ市場に初めてパ・リーグ6球団が進出し、現地の放送局と組み、試合が視聴可能だ。

 

パシフィックリーグマーケティングでは今回、メルカリと共同でNFT事業に参入。2021年12月から、パ・リーグ6球団として初めてNFT事業で連携し、パ・リーグ6球団の名場面やメモリアルシーンをコレクションできる「パ・リーグ Exciting Moments β」の提供を開始した。同サービスはパ・リーグ6球団の記憶に残る動画コンテンツを保有できる公式コンテンツだ。試合映像を使ったデジタルコンテンツとなり、アメリカのMLBやNBAといった海外動向はベンチマークしていたというが、日本国内ではスポーツリーグの試合映像を利活用したNFT事業参入は日本初となるそうだ。

当日はプロ野球解説者 里崎 智也氏によるトークセッションも実施

初期ラインナップ「Series 1 – ’21 Season Best Players」は、2021シーズンで特に活躍した選手を中心に計18プレーを収録予定。パ・リーグ6球団から3シーン、計18シーンを販売する。★4つは各20個、★2つは各50個、★2つは各100個が上限となる。シーンや選手に応じて、★の個数(2~4個)でレアリティが付いており、専用ウェブサイトで購入できる。通常の試合の公式映像は、ダウンロード等は禁止されているが、購入したコンテンツは、ダウンロードしてファン自身で保有したり、サービス内機能を活用時のみSNS等でシェアできる。まずは、販売のみの機能を提供するが、今後、ブロックチェーンを活用したサービスの提供やコレクションの再販機能の提供も検討している。

メルカリ 執行役員NFT担当 兼 メルコイン 取締役 伏見慎剛氏は「キューブ上のアイテムが動き、ECサイトでお買い物をしていただくかのように、簡単な操作でパ・リーグの名シーンをコレクションいただけるような形になっております」と説明する。

まずはクレジットカードで購入可能
ブロックチェーンやNFTが大衆化することにつなげる

具体的には、ファンが手に入れられるような一次販売でスタートし、再販機能は改めてメルコインで開発するという。初期のラインアップのレアリティは★2~4つ商品をラインアップ。決済はクレジットカードで購入可能となり、最低購入価格は2,000円からとなっている。また、販売の数量やリアリティによって金額は変動する。

具体的な楽しみ方として、まずSHOPを訪問してシーンを探し、気に入ったシーンを購入できる。また、「MY COLLECTION」にアクセスして鑑賞、そのコンテンツの限られたホルダーであることをSNSでシェアが可能だ。さらに、シーンに応じて★が付与されているため、保有する★の数を集める収集性を体験してもらい、様々な特典や新しい体験が得られる可能性があるという。これにより、ブロックチェーンやNFTが大衆化することにもつなげていく。

なお、Twitterのアカウントも開設。2022年1月5日までのキャンペーン期間中にキャンペーン対象ツイートを引用ツイートすると、抽選でパ・リーグ6球団所属選手の直筆サインボールが当たるキャンペーンも実施している。

今後はオンチェーンでの提供を予定
決済手段の拡充は?

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