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202112/9

JR東日本が「Suica」や事前注文・決済が可能なロボバリスタ「Ella」を東京駅、横浜駅に設置

2021年12月9日9:00

JR東日本は、2021年12月8日から、シンガポールのスタートアップ Crown Technologies Holding Pte. Ltd(クラウン社)と同社開発のロボバリスタ「Ella(エラ)」を活用した無人化・省人化による新たなコーヒーサービスのテストマーケティングを東京駅と横浜駅で開始した。8日にはサービス開始のセレモニーも開催している。

左から東京駅 駅長 百瀬孝氏、JR東日本 常務執行役員 表輝幸氏、Crown Technologies Holding Pte. Ltd CEO Keith Tan(キース・タン)氏、デンロギ・ジャパン 代表取締役 杉本敦男氏、シンガポール大使 Peter TAN Hai Chuan(ピーター・タン・ハイ・チュアン)氏

モバイルオーダーとSuica等の決済に対応

「Ella」は、通常、バリスタが行う一連の作業を無人化・機械化したサービスだ。利用者は、モバイルオーダー(クレジットカード決済)、タッチパネル操作によるSuicaなどの交通系電子マネーにより支払いが可能だ。

価格は、事前注文・決済ができるモバイルオーダーが260~330円、Suicaなどの電子マネーが300円~380円となる。パートナーとして、JR東日本クロスステーション、デロンギ・ジャパンが協力している。

モバイルオーダーに受け取りの様子

モバイルオーダーでは、①利用者がドリンクを選択、②QRコードを発行、③ドリンク完成の通知を受ける、④QRコードを「Ella」にかざして受け取る、流れとなる。モバイルオーダーアプリの決済処理は、オランダの企業で国内にも進出したAdyenが担っている。

機器へのSuicaの実装に成功

日本とシンガポールの共創でサービス実現

JR東日本では、国内のスタートアップ企業が中心であったオープンイノベーションの取り組みを海外に広げており、シンガポールでオープンイノベーションプラットフォーム“One&Co”を展開している。その第一弾として、クラウン社との「コーヒー×デジタル×AI」を活用した取り組みにより、コーヒーサービスが直面している課題の解決とサービスレベルの向上を目指す。今回は、シンガポール政府の協力も得た。海外ビジネスはハードルが高いが、Suica対応などのハードルを越えて実現に至ったとした。

日本とシンガポールの共創でサービス実現

JR東日本では、東京駅をはじめ、人手不足の中、早朝の時間の人員確保に苦労しているという。「Ella」は無人ロボットであり、本格的なコーヒーを、人手をかけず楽しんでもらうことができるとした。また、コンパクトな機械のため、狭小な場所でも設置可能だ。

横浜駅に設置された「Ella」。東京駅よりもコンパクトサイズ

3カ月のテストマーケティングを経てサービスを広げる

さらに、コロナ禍で接触を避けたいニーズが生まれている。「非接触、非対面でサービスを受けられます」(JR東日本 常務執行役員 表輝幸氏)。利用者は、Suicaでの決済に加え、モバイルオーダーを利用することで、受け取りたい時間を選択して、事前注文・決済でコーヒーを飲むことができる。表氏は「エンターテイメント性が高い、画期的なサービスです。3カ月のテストを終えてサービスを広げていきたい」と意気込みを見せた。

クラウン社は外国企業としてSuicaの仕組みを搭載

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