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202110/12

卵子凍結サービスを提供するグレイスグループへ協業に向け出資(クレディセゾン)

2021年10月12日19:54

クレディセゾンは、女性活躍推進や少子化対策などの社会的課題へ取り組むことを目的に、選択的卵子凍結保管サービス事業を行うグレイスグループへ協業に向けた出資を決定したと発表した。

日本は世界で最も深刻な少子化問題を抱える国でありながら、世界で最も多くの体外受精が実施されている不妊治療大国であるという。国内の不妊治療技術は世界最高と言われながらも、その成績は決して芳しくなく、2021年の年間出生数はついに80万人を下回るとまで予測されている。また、世界経済フォーラムによる「世界ジェンダー・ギャップ報告書 2021」によれば、日本の総合スコアは対象156カ国中120位と女性の社会進出や女性活躍の領域において、先進国の中でも大きな遅れを指摘されている。先進国の中でも生産性の低い日本が、女性の平等活躍を経済面で実現できれば、GDP は 5,500 億ドル増加するという試算もある。

Grace Bank 利用者向けサービス(クレディセゾン)

米国の医学誌に発表された研究では、年齢に応じて採卵した卵子数と1人の子供を授かる確率が示されている。2 人子供を授かるには、卵子20個だと34歳の場合は66%、37歳で 39%、42歳で7%の確率といわれている。将来の不妊治療に備え、「より若いうちに」「自主的に」採卵・凍結保存のプロセスを行っておくことで、将来のキャリアやライフスタイルを考える女性に、より多様なライフスタイルの選択肢を提供できると考えられているそうだ。

カード会員の約6割が女性で構成され、また、社員の女性活躍を推進する同社と、女性向け総合医療サービスの実現を目指し、卵子凍結サービスを提供するグレイスグループとの協業により、卵子凍結サービスの認知拡大や最適な金融商品の開発等を進め、多様化する女性のキャリアやライフプランの実現を積極的に支援することで、「深刻な少子化」や「進まない女性の社会進出」などの社会的課題の解決に貢献していきたいとした。また、卵子凍結サービスの普及を皮切りに、日本における Femtech(フェムテック)市場拡大に取り組み、女性が働きやすい環境作りも推進していきたいとしている。

なお、協業における第一歩として、2021 年 10月 12 日から、選択的卵子凍結保管サービス「Grace Bank」利用者に「特別優遇金利」を適用したローンサービス(MONEY CARD GOLD)の募集を開始する。現在は卵子凍結の利用料が全額自己負担であるため、金銭的ハードルを少しでも下げるためのファイナンスサービスとして提供する。MONEY CARD GOLDは、年会費永久無料のカードローンとなる。利用可能枠の範囲内で何度でも利用でき、コンビニ ATM 等でいつでも返済可能だ。利用可能枠は最大300万円、実質年率 6.47%となる。

この記事の著者

ペイメントナビ編集部

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