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20219/2

「推し」を応援できる次世代型クレカの発行開始 ナッジ、若者層の不安と不便の解消を狙う

2021年9月3日8:26

フィンテックのスタートアップ企業であるナッジ(東京)は2021年9月2日、少額包括信用購入あっせん業者の登録が完了したことを受け、第一弾のサービスとなる次世代型クレジットカード「Nudge(ナッジ)」の一般受付を開始したと発表した。スポーツチームやアーチストなどのファンが「推し」を応援できるという楽しみを提供し、クレジットカードの発行に二の足を踏む若者たちの不安と不便の解消を狙う。(ライター:小島清利)

ナッジ 代表取締役社長 沖田貴史氏

日本におけるチャレンジャーバンクを目指す
AIを用いた柔軟な審査も特徴

ナッジ 代表取締役社長 沖田貴史氏が記者会見し、「ナッジは日本におけるチャレンジャーバンクを目指しており、資金調達に応じて頂いた企業などと共同でサービスの開発を進めた。ナッジは、その第一歩となるサービスで、スマートフォンとの連動で使いやすく、不正利用や使い過ぎの防止にも配慮した安心・安全な次世代型クレジットカードだ」と述べた。

クレジットカードの発行を躊躇する若者たちへの意識調査により、不安や不便の解消を意識して開発した。具体的には、申し込みや発行手続き、各種問い合わせは、スマホのアプリ(対応端末:iOS、Android)で完結する。また、利用状況もアプリでリアルタイム管理が可能であり、不正利用や使い過ぎを防止するという。

全てのカードにIC機能が備わっており、世界中のVisa加盟店で利用できるほか、日本を含む世界約200の国と地域で展開されている国際標準のセキュリティ認証技術を活用した決済方法である「Visaのタッチ決済」にも対応している。無料で発行できるカードのデザインは3種類。縦型のシンプルなデザインで、カード番号や氏名を裏面に集約した。

 

ナッジカードはプリペイドカードとは異なり、事前の入金は不要だ。都度チャージの手間や、利用時の残高確認・使い残しを気にしなくても良い。利用金額の返済は月に1度の口座引き落としではなく、全国2万5,000台以上のセブン銀行ATMを使って、好きなタイミングで実施することができる。限度額は当初10万円で、AI(人工知能)を用いた柔軟な審査も特徴だ。

沖田氏は「クレジットカードの利用が不安な方も安心して利用できるように配慮した。最短で決済の翌日から返済可能なので、引き落とし日の口座残高を心配しなくて済む。月の途中で利用枠が足りなくなっても、返済後即時に利用枠が回復する。返済に利用できるATMの提携先は、状況を見ながら拡大していきたい」と話す。

 

ファンマーケティングと連携
サービス開始時点は20クラブ

さらに、若者へのクレジットカード利用を促すために、ファンマーケティングとも連携し、ユーザーが「推し」をできる仕組みを提供している。ナッジと提携する企業や団体が開設する「クラブ」を選択することで、好きなチームやアーチスト、クリエーターへの応援が可能になるという。

サービス開始時点で開設を予定されているクラブは約20クラブ。サッカーJ2の「ブラウブリッツ秋田」のほか、元メジャーリーガーの岩村明憲監督率いるプロ野球独立リーグの「福島レッドホープス」や、東日本大地震からの復興のシンボルとして歩み続けるB3リーグのバスケットボールチーム「岩手ビッグブルズ」など、地方創生を担うスポーツチームが応援できる。

このほか、総合格闘技の「堀口恭司選手」や、国内トップレベルのトライアスロンチーム「チームケンズ」などマイナースポーツのアスリートとも提携。加藤ミリヤさんのファンクラブ「MILIYAH Loveheart Club」や、6人組メンズアイドルグループの「WIWI」などのアーチストのファン向けや、アニメ・映画・ドラマのグッズを販売するオンラインショップ「D.D.マーケット」などが揃っている。今後は、また、サービス開始以降にも、キャラクターの「ラスカル」オンラインゲームの「ラグナドール」など、さまざまなエンタメカテゴリーのクラブの開設を予定している。

将来的にはNFT(非代替性トークン)形式での提供も検討
積極的なオープンイノベーションを実施

 

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