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「Suicaスマートロック」2021年冬に開始へ(JREM/アート/JR東日本)
2021年8月31日15:21
JR東日本メカトロニクス(JREM)とアートは共同して、JR東日本の発行する「Suica」等の交通系ICカードを入退室の鍵として利用できる「Suicaスマートロック」の提供を2021年冬に開始すると発表した。
「スマートロック」は、カードやスマートフォンなどで、玄関ドアや門扉などの施錠・解錠するシステムで、鍵を使わずに開閉でき、入退室記録が確認できるなどの防犯効果がある。このほど、手持ちのSuica等の交通系ICカードをスマートロックの鍵として活用できるようになる。
利用イメージ(JREM/アート/JR東日本)
「Suicaスマートロック」は、アートが提供するクラウド対応の入退室管理システム「ALLIGATE(アリゲイト)」のサービスと、JR東日本メカトロニクスが提供する各種IDを連携するシステム「ID-PORT(アイディ・ポート)」を接続することで、手持ちのJR東日本の「Suica」や「モバイルSuica」のID番号により、そのまま入退室認証を実現する新しいサービスだ。JR東日本が提供する「Suica認証情報提供サービス」を活用し、SuicaのIDの管理にも配慮した仕組みを実現することで、JR東日本公認のサービスとして利用できるそうだ。
「Suicaスマートロック」は、「オフィスビル」「マンション」や「研修センター」、ルームキーの発行を行う「ホテル」、定期月極利用で駐車券発行がある「パーキング」など、入退室管理の施設と連携することができ、ユーザーは「Suica」でさまざまな場所へ入退室できるようになる。
また、オンラインにてSuicaを登録することができるため、対面での手続きが不要となる。ユーザーは手持ちのSuicaカード裏面の番号やモバイルSuicaのIDを自身で入力する。また、複数枚登録することが可能だ。
クラウドの活用により一時的な期間・時間限定での入室者登録ができる「ゲスト予約」機能等、より柔軟な利用が実現する。また、入退室のログも、サーバ容量に制限されることなく保管できるようになる。
これまでは、Suica専用の端末や専用のサーバ群が必要だったが、クラウド化することで、汎用のリーダーやスマートロックを活用するなど、選択・導入が容易になる。導入用途に応じて多様な種類の端末の選択が可能となり、適切な導入プランが検討可能だ。
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