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20217/12

店頭在庫型EC・館内物流連携の「mozoPLUS」開始(mozo ワンダーシティ)

2021年7月13日7:00

mozo ワンダーシティは、ショッピングセンター(SC)における新しい販売体験・購買の仕組みとして、2021年8月15日から新たに「mozoPLUS(モゾプラス)」を開始すると発表した。mozoPLUS導入によりSC営業時間外でもオンラインで店頭在庫を販売することができ、同施設はいつでも、どこからでも買い物やサービス利用が可能になる。

「mozoPLUS」は、「mozo ワンダーシティ」内の店頭在庫を販売できる店頭在庫型ECプラットフォームとなる。購入後は、自宅へ配送もしくは、同施設内の店頭やカウンターで受け取りができる。同施設内のオンライン販売契約を締結した専門店(テナント)のスタッフが、自店舗や本部等から出品。PC/スマートフォンを活用し、CSVでの大量投稿やC to Cアプリのようなスマートフォン出品もできる。商品は1個単位から出品/購入が可能で、サイズ・カラーなどの詳細を含むテナントスタッフのコメントなどを入力することができる。

SCに出店する専門店(テナント)の最大の課題は、店頭在庫の稼働だという。従来のSCでは、リアルSCの限られた営業時間の中で最大販売数量を目指すことが求められていた。過去、SCのオンライン化やEC販売に挑む施設は多数あったが、その多くが倉庫委託型のフルフィルメントタイプ(完全委託)で、テナント本部のEC事業と競業する。自社ECの増加や新型コロナウイルス蔓延に伴う社会不安が拡大する中でもSCとして最大の価値を発揮すべく、mozoPLUSではリアル店舗にある在庫商品を活用し、店舗スタッフと共に店舗売上を向上することにこだわり、大型ECモール機能を活用し新しいシステムを開発したそうだ。

店頭在庫型ECプラットフォーム(mozo ワンダーシティ)

mozo メンバーズカードと2020年に誕生したmozoアプリの会員数を合わせると、現在20万人を超える人が利用している(7月13日現在、アプリ会員は約10万人)。mozoPLUSでは、ポイントやmozoアプリ会員情報の連携を実装した。mozoアプリ会員は番号情報等を連携することで、リアルSCでの買い物とmozoPLUSを介したオンラインでの買い物のどちらでもポイントを利用し、貯めることができる。mozoアプリとmozoPLUSの連携により、顧客利便性向上に加え、購買データを蓄積しSCおよび専門店の販売促進にも活用することで、商圏の人々に合わせたカスタマイズと満足度の高いSC運営を行っていきたいとしている。

さらに、商品情報の連携等は常時データにて行われるという。注文確定後には、館内を巡回しているワールドサプライ社の物流専属スタッフが商品をテナントの店頭まで受け取りに行く。伝票記入の手間などを軽減することで、専門店の店頭在庫販売に集中できる体制を構築し、配送に至るまでをシステムにて対応するそうだ。

この記事の著者

ペイメントナビ編集部

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