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20217/11

トライアルsmart成田店をスマートストアとして改装オープン(トライアルカンパニー)

2021年7月12日8:20

トライアルホールディングス傘下のトライアルカンパニーは、2021年7月9日、トライアルsmart成田店(千葉県成田市)をスマートストアとして改装オープンした。同店では、自社開発の「スマートショッピングカート」を約 80 台を導入し、デジタルサイネージ約25 台を運用開始するほか、同月23日には「リテールAIカメラ」約40台も導入を予定している。これら機器の活用により「レジ待ち無し」「お客様と商品のマッチング」「欠品が起こりにくく、品揃えやレイアウトが最適化された売場」など、リアル店舗の機能拡張や価値増大を図るという。

IoT機器の画像(下段3点)は他店で撮影した参考用のイメージ(トライアルカンパニー)

「スマートショッピングカート」は、専用のプリペイドカードをカートに登録して、付属するスキャナーで利用者自らが商品バーコードを読み取ることで通常のレジでの商品登録や会計の手順を省き、専用ゲートを通過するだけでキャッシュレス会計を済ますことができるのが特徴だ。レジ待ちの時間を短縮すると共に、店舗オペレーションの省力化を実現。また、売場でスキャンした商品に応じたレコメンドをカート付属のタブレット画面に表示したりその場で使えるクーポンを配信したりするといった機能も搭載している。

「リテールAIカメラ」は、小売店での使用に特化したAIエンジン搭載カメラとなる。商品棚の監視や利用者の店内での動線分析を行うことで、発注や補充オペレーションの最適化を図り、利用者が欲しいものを欲しい時に購入できる売り場づくりを目指す。

また、「デジタルサイネージ」を活用し、店舗全体もしくは売場単位で、全ての機体が同一の音声付き動画・静止画を表示する「フィーバータイム」や、惣菜売場で作りたて・揚げたて商品の品出しを知らせる「出来たて動画」など、利用者に新たな価値を提供するためのさまざまな試みに取り組んでいる。

スマートショッピングカートは、全国265店舗のトライアルのうち43店舗で合計約4,300台が稼働している(smart成田店を含む)。smart成田店は、関東地方のトライアルでは、長沼店(千葉県)・宇都宮店(栃木県)に続き3店舗目のスマートショッピングカート導入店となった。

この記事の著者

ペイメントナビ編集部

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