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20217/7

GMOあおぞらネット銀行が法人分野を強化、組込型金融やテックファースト№1目指す

2021年7月7日9:36

GMOあおぞらネット銀行は、2021年7月6日に記者説明会を開催し、より法人分野に注力していくと発表した。事業戦略として「①スモール&スタートアップ企業向け銀行No.1」、 「②組込型金融サービスNo.1」、 「③テックファーストな銀行No.1」を掲げ、 2021年を「第二創業期」と位置づけてビジネスを展開する。

左からGMOあおぞらネット銀行 代表取締役会長 金子岳人氏、代表取締役社長 山根武氏

起業する成長企業を支援する銀行を目指す
他行宛手数料を件145円に改定

GMOあおぞら銀行は2018年7月に事業を開始。あおぞら銀行の経営ノウハウとGMOインターネットグループのテクノロジーを生かしたチャレンジャーバンクとしてビジネスを展開してきた。当初はGMOインターネットグループのEC・決済との連携をベースに「№1法人決済銀行」を目指す、GMOクリック証券との連携で「№1銀証連携銀行」を目指すとしていたが、現状の経営資源では難しいという課題に直面した。

一方で、業界最安水準の手数料、デビットカードの1%キャッシュバック、丁寧な顧客対応が評価を得て、スタートアップからの口座申し込みが多い特徴がある。6日には、 2021年10月からの一般社団法人全国銀行資金決済ネットワークによる銀行間手数料の見直しに伴い、 1件145円とさらに分かりやすい手数料体系に改定したと発表した(同社宛ては無料)。

また、銀行APIの基本無償(スタンダードAPI)提供し、銀行APIを接続しやすい環境の整備を進めてきた。さらに、コロナ禍においてDXの波が加速している。GMOあおぞらネット銀行 代表取締役社長 山根武氏は、「2021年度を第二創業期」としたうえで、「強みに対してもっと振り切った形で戦略を練り直した」という。渋谷発(初)の銀行として、起業する成長企業を支援する銀行を目指す。

10万円の融資枠を標準装備
freeeと連携して入出金アプリ提供

具体的な事業戦略は代表取締役会長 金子岳人氏が説明した。スモール&スタートアップ市場において、新規設立法人は月1万社となる。法人は創業期から成長期までさまざまな課題を抱えているが、同社では企業時に安心できるサービスを拡充した。

7月12日から新機能として、少額自動立替「あんしん10万円」を標準装備。例えば、デビットカードの利用や口座振替など、残高不足時に10万円までの貸し越しができる。今後、同社の入金実績を踏まえた融資商品を順次リリースしていく。

また、無料の入出金アプリ「入出金アプリfreee入出金管理 with GMOあおぞらネット銀行」を提供。freeeとの連携により、同社以外も含め、複数の事業口座を1つのアプリで一元管理できる。

 

さらに、12社のサービスをオトクに使える「ビジネスサポートデスク」を開始しており、現在も10社と交渉しているそうだ。

組込型金融サービスをテストできる「 ichibar」
AWSのマーケットプレイス上に装備

組み込み型金融サービスでは、 日本の組込型金融サービスのリーダーシップを担っていきたいとした。2021年6月時点でAPI契約者数は137社となっており、金融関係だけでなく、一般企業の接続も多い。

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